お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かすでお金を稼ぐポイントを学びます。
労働所得と不労所得を上手く組み合わせて、自分のお金を殖やす方法を考えましょう。
お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす
太田 肇

定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
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発売日: 2007-01-04
発売元: 東洋経済新報社
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裏の承認・・・なるほど
書評にたびたび取りあげられていたので読んでみた。評されているとおり、なかなかの本だ。
「日本の組織や社会は表の承認より裏の承認に支配されている」というところが卓見。著者が述べているとおり、フリーターの増加、サービス残業の横行、低い有休取得率など日本の組織や社会に特有の問題が、それを手がかりに解決できそうな気がしてきた。ひっとすると裏の承認という見方から、新たな日本人論を構築することさえできるかもしれない。
表の承認を得るために著者が提言しているプライドの棚上げ、準拠集団の切り離し、仕事のプロセスの切り離し、大失敗賞、等々もそれぞれ発想がユニークで面白い。久しぶりに独創性溢れた本を読んだ気がする。
ほりえもんの反動か?お金にはさほど魅力がないと?
「やる気」は扱いにくいものです。どうやる気を出すのか、出させるのか、ケースばいケースで、人による。この本がいうようにお金より承認や名誉が動機になる人もいるだろうし、お金が動機になる人もいるだろう。
考えるきっかけにはなるが、私は、全面的には賛成はできないな。
ものの見方、考え方を養える
集団、もしくは個人を動かす立場の人(教師や部活動のキャプテン、企業のマネージャーから子育てに困る親まで)に何か悩み事があるのならば、この書に解決の糸口があるのかも知れない。マネジメントの心得が書かれたビジネス専門書とも、自己啓発の書とも、組織論の専門書とも違う。それら全ての要素を含み、モチベーションについて新しい切り口(=承認欲求)からの批評、提案がされている。成果主義導入の失敗という大きなテーマから、なぜ野球の長嶋ジャパンが振るわなかったのか、なぜ大企業は体育会系の学生、中小企業は暴走族上がりの若者を好んで採用するのか。日本でヒットするドラマや映画のある共通点など、社会の不思議を「名誉」観で切ることによって解き明かす、逆転の発想の宝庫。既存の価値観に捉われない語り口は今すぐに社会から受け入れられるとは言えないかも知れないが、「もしかすると10年後はこんなふうになっているかも知れない」と読みながらふと考えてしまう。そもそもの目の付け所や鋭い分析にはっとさせられるだろう。